NPO中津まちなみ会では、中津市内の古い民家の調査を行っています。
今回 平成18年8月12日・27日の2回に分けて調査しました。
8月12日(土) 豊後街道筋 宮津邸 江戸時代後期の建築
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数年前までガラス店を営業していましたが、現在は空き家になっていました。
お盆過ぎに解体されることを聞き、急きょ調査に入りました。
いたるところで改築されていますが、基本的な構造は当時のままです。
仕上げ材を剥がしてみたり、天井裏に上がってみたりと、くまなく調査しました。
調査の結果は、図面にして保存する予定です。
8月27日(日) 蛎瀬のE邸 江戸時代の庄屋屋敷
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現在も子孫の方がお住まいになっているので、細かい情報は公開できませんが、
歴史的な背景から当時の勢いがうかがえるような比較的大きな庄屋屋敷でした。
かなり増築部分があるものの、基本的なつくりは江戸時代のまま、天井裏も調査しました。
庭も当時の面影が残る作りで、きれいに手入れされており、めずらいしい水琴窟もありました。
こちらも図面にして保存する予定です。
今回は、県立工科短期大学校の山下教授と学生さん2名が参加してくれました。
解体前 解体後
めずらしい水琴窟
皆さん暑い中ご苦労様でした。
作業を終えて、ちょっと一服。